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大人にとって都合のいい子供たち

2019.5.21

こども 学校教育

私が小学生の時にはなかった4年生になるとやる10歳を祝う会(二分の一成人式)

ここで、子供たちが将来の夢を発表する。

娘の時には、何になりたいかを言うだけ

息子の時には、なりたい職業を発表し、その職業に就くためには何をどう努力したらよいかまでを発表する。

例えば、「僕は歯医者さんになりたいです、なぜなりたいかというと、お父さんもおじいちゃんも歯医者さんだからです。歯医者さんになるには、一生懸命勉強をして歯医者になるための学校で数年間勉強しなければなりません。だから僕は今一生懸命勉強しようと思います」

※歯医者をたとえに出していますが、何の意図もありません。

みなさん、どう思いますか?夢を持つことは悪いことではない。でも、持っていなくても悪くない!夢を現実に近づける努力も悪くないです。でもね、そのため為には・・・って。ところから言わされている感満載で、気持ちが悪い。10歳の子供が言う言葉?大人が求めている回答を答えるのが上手になっていくだけで、子供らしさ、自由な思考がなくなりそうで私は怖い。と感じた

こどもは、テレビのヒーローに憧れたり、ドラマに出てくる男女問わずカッコよい役に憧れてみたりじゃないかな。

一流といわれるスポーツ選手が、小学生時に夢で書いたことが努力と自分を信じる力で現実にした。という内容を目にする機会が増えたから?なのか同じようなセリフを子供たちからよく聞く。そもそも、夢を書いたり発表したりすることが必要なのか?自発的にナチュラルに子供自身がなりたい職業を見つけたなら、惜しみなく努力もできるだろうし、姿かたちを変えながらその時々で夢は変わってもいいと思う、

なんか、学校って変な事刷り込むよね~

ちなみに、息子はなんて答えるのかな~と息子の口から夢を聞いたことがなったから

「僕の、夢は、まだありません」と、学年で一人だけそう答えた息子、えらい!正直!と私は心の中で息子を誇りにすら思いましたよ。

でもね、次に出た言葉「今は夢がありませんが、これからたくさんのことを経験して夢を見つけたいと思います」っておいおい。完全に先生に知恵付けられたわね~と。夢を持たないことが悪かのような。

最近、6年になった息子は私に「ママ小学生の時、夢あった?」と何回も聞くから毎回私は「小学生の時はもちろんない!今もないよ、なりたい職業なんて今まで一度も決まったことないし。別に本当にやりたいことが見つかったらやればいいじゃん。」というと、息子はちょっと安心した表情する。↽これがナチュラルな小学生で、ナチュラルな私の息子。

大人受けの良い回答ばかり上手になっても、自分を見失っちゃうよ!

自分を信じて、素直に、人にやさしく自分を大切に、生きて行ってくれたらそれで十分。

夢は探して持つものではないよね。

何になりたいか?よりも、どんな自分でいたいか?どんな環境で働きたいか?自分は何を重視して仕事を選ぶのか?

代々職業が決まってる家系もあるからね、それはそれで背負っていかないといけない運命なのかもしれないでも本当に嫌なら背負う必要なんてないでしょ。自分自身が、代々受け継いできた仕事を背負うことに喜びを感じるならいいと思うけど。

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