はぐくみごはん さかもとです。
近年、いつもは穏やかなのに、突然暴れだしたり、大声を出したりする子供の行動が問題になってきています。
そのような行動がみられる子供に共通して言われていることは「きちんとした食事ができていない」ということ。
以前は、「きちんと食事ができてない」=親の生活態度や貧困など子供を取り巻く環境が原因と言われていました。
しかしさまざまな食についての研究の中で、環境因子だけでなく
食べものそのものにも脳に影響を与える原因があるということが明らかになってきています。
しかし、飽食の時代にあって、なぜ?
○食品添加物など化学物質
コンビニ食やファーストフード、加工食品などは、有用な栄養素が少ないだけでなく、化学添加物などの化学物質も多く含まれています。
中でも、保存料「安息香酸」、発色剤「亜硝酸塩」、酸化防止剤「BHA」、化学調味料「MSG」の子どもの情動(脳)に対する影響は高いといわれています。
○砂糖過多
脳がブドウ糖に対する飢餓状態にある時(朝食抜きなど)に菓子パンやジュースなどの高糖質のものを食べると急激に血糖値が上がり、
インシュリンが大量に分泌され、結果として逆に血糖値が一気に下がり過ぎ、頭がぼーっとしたり、イライラしたり、不安な気持ちになります。
これを何度も繰り返すといわゆる「糖質中毒」の状態になってしまいます。
そのうえ精神面で影響のあるビタミンB1は糖質を分解するときに使われてしまいますので不足が進みイライラや意気消沈、
集中力の低下などさらに引き起こしてしまいます。
○コンビニ食などの新型栄養失調
簡単・便利なコンビニ食やファーストフード、加工食品などは、ビタミン・ミネラルがほぼ失われており、糖質や脂質が多くハイカロリーなことがほとんどです。
ビタミン・ミネラルの不足は、糖質や脂質をエネルギーに変えたり、体の調子を整えたりする働きが低下し、体はもちろん脳にも大きな影響をもたらすと考えられています。
まだまだいろいろな原因はありますが、ちょっと気になる子供の行動。。
おなかは満たしても栄養のあるものを食べていなければ子供は育たないのは当然のこと。
脳や体を作っている大切な今だからこそ、必要な栄養素を必要な量だけ与えてあげたいですね。子ども時代はほんの十数年!
そんな思いでいつもの食事を見つめてみてはいかがでしょうか?
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